荒神社

祭神:澳津比古神/澳津比売神/火結神

豊岡市日高町江原字幸ノ神225

JR江原駅から八鹿方向に旧312号線を行くと郵便局の4つ角がある。郵便局の建物のすぐ横に荒神社の石碑があり、道路からは全く見えないが、石碑から1分~2分で荒神社がある。
車道から近いのに意外なほど静かで、すぐ裏を流れる円山川の川辺にも小道が続く。

由緒沿革

祭神:澳津比古神/澳津比売神/火結神

創立年月不詳。古代においては荒人神社と称せられたようであるが、宝暦9年(1759)の出石封内神社帳によれば荒神社と称している。
明治22年には荒人神社と改称し、明治6年村社となる。
大正5年本殿等再建新築、再び荒神社と称した。
昭和53年本殿拝殿屋根(銅板)葺き替え大修理をした。

境内社

金刀比羅神社/塞神(さえのかみ)神社/水神神社/稲荷神社/天神社

拝殿と拝殿前の狛犬
拝殿とその後ろにある本殿
拝殿の木鼻(左)と白馬の絵馬

境内社

<天神社>
荒神社の鳥居と路地を挟んで向かいに天神社のとりいがある。たくさんの灯篭が石畳の両側に並ぶ。

<金刀比羅神社>
拝殿手前の右側にある。なかなか立派なつくりの社で2対の狛犬が控えている。
奥のほうの狛犬はオリエントの香りのするスマートなものでした。(写真下)

塞神(さえのかみ)神社か、水神神社?
稲荷神社

また、【日高村・郷土誌】には以下の記述がある。

大字江原村 村社 荒人神社  (祭神) 須佐之男命 (建社)年代不詳
『当社ハ江原村百十八戸ノ鎮守神ニシテ村字幸ノ神ニ鎮座ス
元当地ハ前野但馬長康以来代々ノ請所ニシテ請所高七十石ト定メラレタリ
而シテ当社ノ祭典費用ハ凡テ此請高ノ内ニテ支出スルノ例ト為リ居タリ

宝暦九年書上ニハ
一、荒神小社 五尺四方 
一、稲荷小社 二尺五寸四方
右ハ凡千五十年祭以前勧請ト申伝候社人別当無御座村支配ニ仕候

トアレド果シテ年紀ノ上ニ誤リナキヤハ明ラカナラズ 
境内坪数二百三十六坪

神社の前を通り過ぎて突き当りまで行くと、円山川の河畔に出る。
312号線からはよく見ることが出来る円山川だが、このように直に降りる事ができる場所は案外すくない。

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